足関節捻挫(外くるぶし周辺の捻挫)
- 新馬場みなみ整骨院
- 1月22日
- 読了時間: 3分
更新日:7月17日
外くるぶし周辺の捻挫は老若男女問わず幅広く起こるケガです
足を内側に捻ることで起こります
スポーツではサッカーやバスケットボールなど切り返しの多いスポーツでよくみられます
日常生活では道の段差や階段の下りなどで踏み外したり
時には酔っぱらって足首捻ってしまったと来られる患者さんもいらっしゃいます

足は28個の骨で構成されています
各骨はそれぞれゴムバンドのような靭帯(じんたい)でつながれています
外くるぶし周辺の捻挫は ひざ下にある脛骨(すねの骨)・腓骨(外くるぶしの骨)
足の骨の距骨(きょこつ)・踵骨(しょうこつ)・立方骨(りっぽうこつ)・舟状骨(しゅうじょうこつ)に付着している靭帯が損傷します

◆外くるぶしの少し上とすねの骨をつないでいるのが前脛腓靭帯(ぜんけいひじんたい)です
この2つの骨が開かないように止めています
◆外くるぶしと距骨をつないでいるのが前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)です
つま先を伸ばす動き(底屈)や内側に捻る動き(内反)が行き過ぎないように止めています
◆外くるぶしと踵の骨をつないでいるのが踵腓靭帯(しょうひじんたい)です
足首を内側に捻る動きを制限して足首の安定性を保っています

足を内側にひねる捻挫の1番多くは前距腓靭帯の損傷です
足を内側に捻った時に引き伸ばされたり切れたりします
前脛腓靭帯は比較的強い靭帯なので この靭帯だけを損傷することは少ないです
前距腓靭帯が引き伸ばされ さらに内側にひねられてしまうとすねの骨と腓骨が開いてしまい損傷します

足を上から見ている図です
踵の骨(踵骨)と踵と指の間にある骨「立方骨」と「舟状骨」にそれぞれつながっています
Vの字にをしているこの靭帯を二分靭帯(にぶんじんたい)と言います
立方骨と舟状骨がずれないようにつないでいます

二分靭帯はつま先を伸ばした状態で足首を内側にひねってしまった時に損傷しやすい靭帯です 当院に来られる患者さんに話を聞くと「サンダルや下駄などを履いてひねった」という方が多くみられます

「ねんざ」してしまった時はすぐに来院させるのが一番良いですが
来られるまでに時間があいてしまう場合は次のことを行ってください
①氷のうやビニール袋に氷とお水をいれて足首を冷やしてください
目安は20分です(途中で冷たくてくじけそうになっても頑張って冷やしましょう)
「20分冷す」と「20分休む」をくり返してください
②台や椅子に足を乗せておきましょう
イスに座っているときは もう一つのイスに足をのせて下げないようにします
※①と②は必ず行ってください
③包帯などで固定ができる方は固定をして安静を保ってください
この処置をするだけで治りは早くなります
ねんざをした日はお風呂は湯船につからずシャワーだけにしてください
大人の方はアルコールも控えてください(腫れがひどくなって治りが遅くなります)

当院では固定をして安静にしている期間も 超音波・マイクロカレント・ハイボルテージを用いてケガをした部分の修復を進めていきます これらの機器はスポーツ界ではすでに使用されているもので患者さんの多くは治りの早さに驚かれています
「ねんざくらい」とか「しばらく様子をみて」とか放置していると その分治りは遅くなってしまいます
「ねんざ」をしてしまったら早めのご来院をお勧めいたします






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