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鵞足炎

更新日:7月17日

鵞足炎(がそくえん)は、ひざ関節の内側の5㎝ほど下の部分に起こる痛みです

ランニングやジャンプ動作が繰り返される長距離走やバスケットボール、ダンスなどで多く見られます まれに打撲により引き起こされることもあります

どの年齢層の方にもみられる症状です


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腰からひざ下までを前から見た図です

「鵞足炎」に関係してくる筋肉は3つあります

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1つめは「縫工筋(ほうこうきん)」です

腰の出っ張りからスタートして太もも全面を内側へ斜めに走り

ひざの内側の少し下についています

人体の中で最も長い筋肉と言われています

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2つめは「半腱様筋(はんけんようきん)」です

下の図は腰からひざ下までを後ろから見ています

座ったときにお尻の下でコリコリする「坐骨結節(ざこつけっせつ)」から始まり

ひざの内側の少し下についています

太ももの裏側の筋肉を称して「ハムストリングス」といいますが

ハムストリングスを構成する筋肉の1つです

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3つ目は「薄筋(はっきん)」です

恥骨結合部(ちこつけつごうぶ)の少し外側から始まり

ひざの内側の少し下についています

太ももの最も内側にある細長い筋肉です


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①縫工筋 ②半腱様筋 ③薄筋の3つの筋肉は同じ場所についています

この「ひざの内側の少し下」についている部分を「鵞足(がそく)」と言います

ガチョウの足の形に似ていることからこの名が付いたと言われています

「鵞足」には骨と腱の摩擦を軽減するための水風船のようなクッション

「鵞足滑液包(がそくかつえきほう)」があります

繰り返される過度のストレスなどによって 滑液包が炎症を起こしたり

骨の付け根が引っ張られ炎症を起こすことによって痛みが起こります

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鵞足炎の1番の要因は「オーバーユース(使い過ぎ)」ですが X脚や回内足(かいないそく)の方は鵞足部のストレスが強くなり鵞足炎を起こしやすくなります

回内足は先天性(うまれつき)のもの、偏平足、外反母趾、ふくらはぎの筋肉の緊張や

X脚の人にも多く見られます スクワットなどで膝を曲げた時にひざがつま先の向いている方向より内側に入ってしまう方は注意が必要です

靴にインソールを入れX脚や回内足を軽減するとこをお勧めします

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鵞足炎の症状があるときには まず運動を控えて炎症を抑えます

「新馬場みなみ整骨院」ではただ安静にして炎症が鎮まるのを待つのではなく その間も超音波やマイクロカレントで炎症を早期に抑え 傷んだ部分の修復を促進していきます そして筋肉をポンピングさせる電気を使用しマッサージやストレッチで硬くなった筋肉の柔軟性を取り戻していきます 痛みがなくなり運動を再開された後もストレッチやお尻の筋力トレーニングなどで再発を防ぐことが必要です

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